JR東日本は、北東北三県(青森・岩手・秋田)の各地で3年ぶりに開催される夏祭りや花火大会に合わせ、お出かけやお帰りに便利な臨時列車を運転します。
「ねぶた」「ねぷた」「佞武多」
青森県には「ねぶた」「ねぷた」を名を持つ夏祭りが各地で受け継がれています。青森市で8月2日(火)〜7日(日)に開催される「青森ねぶた祭」では、「ねぶた師」が数か月かけて制作した大型ねぶたが夜の市街地を運行し、「跳人(ハネト)」と呼ばれる踊り子たちが掛け声を上げながら踊り歩きます。そのほか、初めて文献に登場してから今年で300年を迎える弘前市の「弘前ねぷたまつり」(8月1日(月)〜7日(日))、高さ20m以上という縦長の巨大な山車が特徴的な五所川原市の「五所川原立佞武多(たちねぷた)」(8月4日(木)〜8日(月))も有名です。
奥羽本線の秋田駅〜青森駅間には、夏祭りへのお出かけに便利な一部指定席の臨時特急列車「ねぶたまつり号」が8月2日(火)〜6日(土)に運転されます。また、藤崎町の「第51回津軽花火大会」(8月20日(土))、八戸市の「八戸花火大会」(8月21日(日))に合わせた臨時普通列車の運転も計画されています(臨時列車の運転日、時刻表など詳細は下の図表を参照)。
夜通し練り歩く「花輪ばやし」
秋田県でも各地で3年ぶりとなる夏祭りや花火大会の開催が予定されています。その中でも、豪華絢爛な屋台がお囃子に乗って鹿角市街を夜通し練り歩く「花輪ばやし」が開催される8月19日(金)・20日(土)には、秋田駅〜大館駅間に全車指定席の臨時快速列車「花輪ばやし号」が1日1往復運転されます。上下列車とも大館駅で花輪線の普通列車に接続し、会場最寄りの鹿角花輪駅までを結びます。
男鹿市で8月14日(日)に開催の「男鹿日本海花火」のお帰り時間帯には、全車指定席の臨時快速「男鹿花火号」が男鹿駅から秋田駅まで運転されます。また、能代市の「港まつり能代の花火」(7月23日(土))と「能代七夕天空の不夜城」(8月2日(火)・3日(水))の開催日には、能代駅から秋田駅まで直通の臨時列車が運転されます。そのほか、秋田市の「秋田竿燈まつり」(8月3日(水)〜6日(土))、湯沢市の「七夕絵どうろうまつり」(8月5日(金)〜7日(日))に合わせた臨時列車も設定されています。なお、8月27日(土)には大仙市で「第94回全国花火競技大会(大曲の花火)」が開催予定で、臨時列車については後日発表されます。
岩手県内でも各地の夏祭り・花火大会に合わせた臨時列車が運転されます。盛岡市では「盛岡さんさ踊り」が開催され、8月1日(月)〜4日(木)の4日間、目抜き通りが太鼓や笛、踊りの一大会場となります。そのほか、一関市の「一関夏祭り 磐井川川開き花火大会」(8月5日(金))、北上市の「北上・みちのく芸能まつり『トロッコ流しと花火の夕べ』」(8月7日(日))も3年ぶりの開催が決定しています(臨時列車の運転日、時刻表など詳細は上の図表を参照)。